権利証が無くなったんだけど大丈夫なの?
2017-11-17
先日、ご自宅を解体するということで、お客様のご自宅での打ち合わせの最中の出来事でした。
「よく考えたら権利証がどこにあるか分からない。どうしましょう?」
というのも、お問合せをいただいたお客様のご両親がお亡くなりになられて、自宅を解体することになったのはいいのですが、相続をする際に、なんだかんだと権利証が分からなくなったので、解体をする際に権利証が出てきたら教えてもらいたい・・・とのこと。
正直、かなり難しい注文でしたが、解体をする際に、注意をしながら、確認をしましたが、結局出てくることはありませんでした。
お客様に報告したところ、「権利証が無くなっても大丈夫ですかね?再発行でできるんですか?」と聞かれましたが、答えから申し上げると、権利証が無くなっても問題はありません。
もしその無くなった権利証の不動産を売却する場合でも、司法書士に頼めば、司法書士の権限によって、登記申請を行うことができます。
今の権利証は昔の権利証と違います。
平成17年の法改正によって、現在では「登記識別情報」という12桁の英数字で構成されるパスワードで構成されています。
初めて見た方は「これが権利証?」と思われるかもしれませんが、現在は登記識別情報といって、紙一枚になります。
もし、権利証を紛失してしまったと思われる方も、お気軽にお電話下さい。
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