危険な解体工事とは?
2018-07-13
佐賀県で実際にあった解体事例
お問い合わせのあった物件に見積もりに行った際のことです。
見てすぐに思いましたが、「これは危険だ!!」
その内容ですが、お客様が解体したいと思っておられる敷地の横には水路がありました。
まあ、水路があるというのはどこにでもある話ですが、その家自体が水路に面していて、すぐ横が水路でした。
しかもその水路と敷地の境界には通常、護岸(ごがん)工事がされていて、敷地の土が水路に流れ込まないように杭柵をしています。
そのコンクリート杭柵が水路の方に崩れかかっており、今にも崩れ落ちそうな感じになっていました。
その家を壊すことにより、そのコンクリート杭柵まで崩れ落ちる可能性が大でした。
お客様も今の現状をどうにかしたいと思い、このままではご近所にも迷惑がかかることを考えて、解体工事に踏み切りました。
重い重機が乗ってしまうと、今にも崩れ落ちそうな感じでしたので、細心の注意を払いながらの解体工事になりましたが、無事、解体工事は終わりました。
地盤が弱い地域になると、コンクリート杭柵はもろくなることもありますので、ご注意ください。
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