空き家を放置していたら、〇〇になってしまいました・・・
先日、お客様Hさんからの問い合わせで現地を見て欲しいとのこと。
いつものとおり、見積もりの現地確認でお客様と立ち会いました。現地に着くなり、私は思わず一言、「すごく立派な木ですね・・・」解体する予定の家の敷地内にとても大きな木が3本・・・まるでジブリ映画に出てきそうな木でした。
というのも、そのHさんの住んでいた家でしたが、遠方に引っ越したため、その家を放置していたとのことでした。
その年数はなんと30年以上・・・空き家が見えないぐらい木が生い茂っていて、家の寸法を測るのも一苦労でした。問題はその家の解体ではなく、その大木の処理でした。
その場でHさんには申し上げました。「家の解体費用より、木の処分費用の方が高くかかりますよ。」Hさんもそのことはよく知っておられるようで、実は当社の見積もりは4社目だったそうで、全ての解体屋さんから同じことを言われたそうです。
「解体屋さんの中には敷地内に入らず、概算で〇〇円ぐらいですね。」と軽くあしらわれた業者もあったとのことでした。確かに敷地内に入ることが一苦労なのは確かです。
当社は当社としての見積もりを出すために、敷地内すみずみまで確認しました。そこで、一つ心配なことが発覚しました。
それは、木があまりに大きく、木の根が隣の敷地にある境界ブロックの下に入り込んでいている感じでした。
よくよく聞いてみると、その境界ブロックはHさんのものではなく、お隣の敷地内の所有者のものらしく、このまま解体をし、木の処分をすると、木の根を取り除く際にブロックまで壊れてしまう可能性が出てくることです。
Hさん曰く、このことは他の業者さんは特に注意して言われていませんでしたので、今回、新たに発覚したことでした。
結果、時間はかかりましたが、Hさんがお隣の方と協議され、ブロックが壊れる可能性があることを話されたとのことでしたが、お隣の方もジャングルのような木が生い茂っているのをとても心配しておられているので、更地になるのであれば、こちらとしても助かるとのことでした。ブロックのことは目をつぶるということで話がまとまり、無事、更地にしてお客様に満足していただけました。
このように空き家を放置していたら、いろんな問題がでてきますので、早めの対応を心掛けた方がよろしいと思います。